食育だより6月号(H29)PDF版はこちらです。

6月に入り天気が変わりやすい季節になりました。雨が降っても長靴をはいたり、可愛らしい傘をさしたり、子ども達の中ではいろいろな発見があるようです。6月のはじめは寒い日もありますが、後半になると蒸し暑い日が続きます。衛生面でもより一層気を引き締めて食に携わるシーズンとなります。細菌を「つけない・増やさない・やっつける」をもとに、安心安全の食を提供していきたいと思います。ご家庭でもお食事前の手洗いのご指導よろしくお願いします。

【夏場のお弁当の工夫】

夏は食中毒にとくに注意が必要な時季です。朝作ったお弁当が、昼には傷んでいるということもありますので、衛生に注意し、使ったあとのお弁当箱はよく洗い、できれば煮沸消毒するといいでしょう。

【 今月の作ってみてね♪ 】~しらすと梅の薬味ごはん~

【材料(1合分)】

・米…1合

・しらす…50g

・大葉…3枚

・はちみつ梅…3~4粒

・白ごま…大さじ1

①米を研ぎ、目盛りよりやや下にして炊きます(目盛りから大さじ1程度水をとります)

②しらすを熱湯でサッと湯通しし、ザルにあげよく水気を切っておきます

③種を除いた梅と大葉を刻んでおきます

④炊き上がったご飯に③と白ごまをいれサッとかき混ぜて完成です

【成長に大切な栄養を取ろう】 ~鉄分~

鉄分は、血液中の赤血球を作るために必要な栄養素です。赤血球の成分であるヘモグロビンは、酸素を肺から体のすみずみまで運ぶ働きをしていて、不足すると貧血になります。レバー、肉の赤身、 魚・貝など、動物性食品に含まれる鉄分(ヘム鉄)は体に吸収されやすいという利点があるので意識して献立に取り入れるといいでしょう。

【旬を取り入れた食生活を】

日本には豊かな四季があり、古来より旬を楽しんできました。今では一年中店に並んでいる野菜や果物もありますが、旬の食材は栄養が豊富なうえ、たくさん市場に出まわるので、お財布にもやさしいという利点があります。また次の季節に向けて、体の調子を整える効果もあります。ふだんから旬の食材を取り入れた食事を心がけましょう。