食育だより29年度3月号のPDF版はこちらです

厳しい寒さも和らぎ、少しずつ春の足音が聞こえてきました。一年を通じ食が細かった子がおかわり出来るようになったり、おうちでこんなご飯食べたよと教えてくれたりと様々な変化が見られました。これからも子ども達の健やかな成長を見守りながら、給食を提供していきたいと思います。進級の前に、ご家庭で箸の持ち方や姿勢などもう一度チェックしてみましょう。

◆ひな祭りのちらし寿司◆

ひな祭りの献立の定番ともいえるちらし寿司は、もともと祭礼の日の料理で縁起がよい食べものです。使われている具材にはそれぞれ意味があり、エビは長生きするように、れんこんは見通しがきくように、豆は健康でまめに働けるようにといった願いが込められています。彩りも豊かなので、お祝いの食卓が華やかになります。

◆今月の作ってみてね♪◆  ~レンコン入りしゅうまい~

好評メニューにつき、再度掲載です。

まだまだ風邪には気をつけたいシーズン。喉の粘膜を保護しつつ、免疫力を高めるれんこんも上手に使っていきたいですね。お弁当にも重宝します。

【材 料】

・豚挽き肉…150g

・れんこん…1/2節

・醤油…小さじ1

・砂糖…小さじ1

・塩…小さじ1/2

・片栗粉…大さじ1

・ごま油…少々

・玉ねぎ…1/2個

・焼売の皮…30枚分

・枝豆やグリーンピース…少々

①玉ねぎをみじん切り、れんこんは皮をむき粗みじん切りにします

②シュウマイの皮は細く千切りにします

③豚挽き肉、粗みじん切りにしたレンコン、玉葱、調味料を加えよく混ぜ合わせます

④肉のタネをまるめます

⑤丸めた肉に千切りにしたしゅうまいの皮をまぶします。まぶしたらクッキングシートに乗せ、彩りで枝豆等を一粒づつ乗せます

⑥蒸気があがった蒸し器にシートごとしゅうまいを蒸し器にいれ7~8分ほどで完成です

◆自分で食べたい気持ちを大切に◆

赤ちゃんに自分で食べたい気持ちが芽生えてきたら、スプーンや食べものを手に持たせて食べる練習を始めるチャンスです。ぐちゃぐちゃになって汚れるからとちゅうちょせず

床に新聞紙やレジャーシートを敷く、ポケットのついたエプロンを準備するなどの工夫をおこない、赤ちゃんの食べたい気持ちをじょうずにはぐくみましょう

◆食のことば遊び◆

ひみこのはがいーぜ

よく噛んで食べることは食事の基本です。噛むことの効用を表す言葉に「ひみこのはがいーぜ」があります。「ひ」は肥満を防ぐ、「み」は味覚の発達、「こ」は言葉の発音がはっきり、「の」は脳の発達、「は」は歯の病気を防ぐ、「が」はがんを防ぐ、「い」は胃腸の働きを促進する、「ぜ」は全身の体力向上と全力投球。噛むことでこんなにいいことがあるんだということを伝えつつ、歯の健康にもいい食事を心がけましょう。