ほけんだより12月号(PDF版はこちらです)

早いもので、今年も後1か月となりました。子どもたちにとっては、クリスマスにお正月とお楽しみがいっぱいの月ですが、年末年始は外出や来客なども多く、生活リズムが乱れがちです。また、感染症も流行る時期です。体調管理には十分気を配っていきましょう!

【今月の健康目標】

1:手洗い・うがいをする。

2:3食しっかり食事をする。

3:早寝・早起きをする。

【感染性胃腸炎が流行りはじめています】

ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが原因で、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などの症状が見られ、発熱する場合もあります。下痢や嘔吐がある場合は早めに病院で診てもらい、脱水症状にならないよう、こまめな水分補給を心がけましょう。また、吐物や便にはウイルスが含まれているので適切な処理をし、片付け後は、手洗い・うがいをきちんと行ってください。

【汚れた衣服は…】

①85℃の熱湯に1分以上浸けるか、塩素系漂白剤を薄めた物で消毒します。

②消毒ができたら洗濯機に入れても大丈夫です。

③汚れた場所もしっかりと消毒を行いましょう。

【年末年始の急病は…】

年末年始はほとんどの病院が休診となります。お子さまの急な発熱やけがに備えて、事前にかかりつけの病院の他、近くの救急病院の診療時間と休診日は確認しておきましょう。また、帰省先の救急病院の情報も把握しておくことが大切です。

【RSウィルス感染症】

毎年、寒い時期に流行る呼吸器感染症です。1歳までに50%、2歳までにほぼ100%の乳児が感染しますが、終生免疫はないため、その後も再感染を繰り返します。生後6ヵ月以下の乳児は重症化して入院する場合もあり、特に注意が必要です。早めに受診しましょう。また家族内にかぜ症状がある場合は、全員でマスクを着用して予防しましょう。

【正月休みの注意点】

お休みの間は生活リズムが乱れやすくなるので、夜は決まった時間にお子さまと一緒に布団に入るように心掛けましょう。また、ポットやファンヒーターなどによるやけどが増えています。お子さまの手が触れない工夫をお願いいたします。