畑に植えた作物が芽を出す時期となりました。畑にお水をあげる子どもたちが健気で可愛らしく、給食室からそっと見守ってます。
6月に入り蒸し暑くなり、食中毒が発生しやすい時期となります。食中毒の三原則は「つけない・増やさない・やっつける」です。保育園でも気をつけて食事を作っております。食中毒が起こる件数では1位が飲食店、2位が家庭というデータがありますので、ご家庭でも十分お気をつけ下さい。
6月の後半になれば酢のものや、のどごしがいいものを少しずつ取り入れていきたいと思います。子どもだから酢のもの苦手かなと思いますが、さめ保育園の子ども達は酢のものを好んで食べてくれます。そして和食を好みます。きっとご家庭でも健康でヘルシーな和食中心のメニューを食べているんだなと食から色々な背景が見えます。和食離れと言われている時代なので,和食や郷土料理を是非このままご家庭で続けてください。
【食事後のあと片付け】
食事の準備やあとかたづけは手早く済ませてしまいたいところですが、ほんのちょっとお手伝いしてもらうことで、子どもの自信を育むことができます。まずは、食べ終わった食器を運ぶことから始めてみましょう。食べる前のお皿もこぼさずに運べるようになってきたら、配膳の準備を任せるというように、少しずつステップアップしていきます。
【オクラ】
切り口のきれいな星形とネバネバが特徴のオクラ。そのネバネバの元になっているのは、食物繊維であるペクチンとムチンという粘性の成分で、整腸作用や消化、吸収を助ける働きがあります。ネバネバが苦手でおひたしなどでは食べづらい場合は、薄切りの肉で巻いたり、刻んでハンバーグに入れたりすると、食べやすくなります。保育園では納豆にいれて頂いています。
【梅】
果実の一種ですが、熟しても甘くならず酸味と香りが強いのが特徴です。酸味の元であるクエン酸やリンゴ酸には、疲労回復やカルシウムの吸収を助ける働きがあります。梅を加工した梅干しには殺菌作用があり、お弁当に入れると腐敗を遅らせることができます。6月には遠足があるので是非活用してみてください。
【食育クイズ】
Q きのこ料理の下ごしらえで正しいのは?
①水に浸ける ②流水で洗う ③布でふき取る
A 正解は③。きのこは長時間水に浸けると味や風味が落ちてしまいやすいので、基本的に水洗いはしません。特にしいたけは傘の表面に、うま味や香りの成分が詰まっています。汚れがある場合は、ふき取りましょう。
【夏バテを予防しよう】
暑さで体力の消耗が激しいうえ、寝苦しくて睡眠不足になったり、レジャーや行事などで生活リズムが乱れてしまいがちなこの季節は、体の調子も崩れやすくなります。だるさや食欲がなくなる、下痢・便秘などの症状が出てきたら、夏バテかもしれません。免疫が落ちると、感染症などにもかかりやすくなります。食欲が落ちやすい時季だからこそ、毎日の食事に様々な工夫をし、夏バテを予防しましょう。
【今月の作ってみてね♪】~信田巻き~
さっぱりとした和風の煮物です。お箸で切れる柔らかさなので小さなお子様もパクパク食べられます。
カツオだしと鶏からのお出汁で減塩にも繋がります。
***材料***
★鶏ひき肉…300g
★卵…1個
★みじん切り玉葱…1/2個
★すりおろし生姜…少々
★塩…小さじ1/2
★酒…大さじ1
★ごま油…大さじ1
★片栗粉…大さじ1/2
・油揚げ…1袋
・人参…1/2本
・いんげん…5本くらい
・かつおだし…600cc
・塩…小さじ1/4
・みりん…大さじ2
・醤油…大さじ1
①人参を棒状に切り、柔らかくなるまで煮ます。いんげんの筋を取り1分ほど茹でザルにあげます
②油揚げ3辺を切ります
③★の材料をボウルに混ぜ合わせます
④油揚げを広げ肉のタネを広げます
⑤茹でた人参といんげんを置き巻いていきます
⑥カツオだしと、塩、みりん、醤油を鍋に入れ火にかけます。熱い出汁の中に信田巻きをいれ、味を調え10分から15分ほど煮ます
⑦火をとめて粗熱をとり、3~6等分に切れば完成です