2月3日は節分です。子どもたちの「鬼は外! 福は内!」の元気な豆まきの声が聞こえてきます。子どもたちの中にいるウイルスや細菌が全て体の外に出ていきますように。そして成長とともに子どもたちが丈夫で健康な体になるように祈っています。
暑ければ脱ぐ寒ければ着る!
薄着でいると冷たい外気が刺激となって、自立神経などの神経系全体が活発に働くようになります。体温調節機能も高まるので、かぜをひきにくく、寒さに対する抵抗力が強い体になれるということです。しかし、コロナ禍の昨今は、暖房していても窓を少し開けることも推奨されており、保育園や家庭でのお部屋でも衣類の調節が求められます。
かぜに負けず、元気に体を動かして遊べる子でいられるよう、薄着の習慣をつけつつ、上着で衣服の調節もできるようにしていきましょう。
園舎内でもすき間を開けていますので、寒くない服装で登園し、暑ければうわぎを脱ぐことができるようお願いいたします。
しもやけ・あかぎれ
手を濡れたままにしておくと、しもやけやあかぎれになることがあります。ハンカチを携帯する習慣を付け、手洗い後はしっかりと水分を拭き取りましょう。就寝時はハンドクリームを塗った後にサイズの合う手袋とくつ下を身に着けることも予防につながります。毎日お風呂でよく温まり、ビタミンEを含む食品をしっかりとりましょう。にら、かぼちゃ、ほうれん草、卵、マーガリンなどがお勧めです。
肥満のおはなし
肥満になるとどのようなことが起こるのでしょうか?
・糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病になる危険性が高くなる
・大人になってから糖尿病にかかるリスクが上がる
・小児期の肥満は死亡リスクを高める
・運動能力を低下させる
・心臓への負担がかかる
・ひざ・腰への負担がかかる
・睡眠時無呼吸症候群になる可能性が高まる
肥満にならないために
1、ゆっくりよくかんで食べる
2、朝ご飯は必ず食べる
3、好き嫌いをなくす
4、おやつを食べ過ぎない
5、運動をする
6、生活リズムを崩さない
子どもの肥満の約70%は成人肥満になると言われています。最近では動物性脂肪の多い食事やコンビニでいつでもお菓子やジュースが買える環境も原因の一つです。食事の時間以外の間食は控え、適度な運動を行いましょう。
○インフルエンザ○
インフルエンザって?
咳やくしゃみなどによって感染し広がる病気で、毎年多くの感染者が出ます。悪寒、急な発熱、関節痛に続き、下痢、嘔吐、咳、くしゃみ、喉の痛みなどの症状が見られます。放っておくと周りへの感染を広げるだけでなく、合併症の危険も伴うので、インフルエンザの症状かなと思ったら医療機関で診てもらいましょう。
インフルエンザになってしまったら…
まずは医療機関にかかり、インフルエンザかどうか診断してもらいましょう。高熱や下痢が続くと脱水症状を起こしやすくなるので、こまめな水分補給が大切です。感染力が強いので、発症した後5日を経過し、なおかつ、熱が引いてからも乳幼児は3日間は登園ができません。
登園停止の扱いとなっています。ゆっくり療養して元気になって登園してね。
○ウィルス性急性胃腸炎○
子どもが吐いたら……
ここを確認!
☐おなかを痛がったり、下痢をしていないか?
☐食べすぎや飲みすぎはなかったか?
☐吐く前に食べたものは何だったか?
☐吐く前に顔やおなかを打っていないか?
☐熱はないか?
吐いた後ぐったりしている、機嫌が悪いなど、様子によっては急いで受診しましょう!
何度も吐き続けるときは……
・食べ物や飲み物を与えず、安静にする
・吐いたものが気管に入らないように、上体を起こすか、顔を横に向けて寝かせる
吐き気が治まったら……
・さゆや麦茶、野菜スープなどを、ひと口ずつゆっくり飲ませる
知っておこう おう吐物の処理
冬場に流行するウイルス性胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどによって感染します。家庭でも二次感染予防のために、おう吐物の処理にご留意ください。
1.窓を開けて使い捨ての手袋とマスクを着け、使い捨ての布などでおう吐物を周辺からふき取る。
2.次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を薄めた消毒液で、おう吐物のあった部分を再度ふく。汚れた物はすべてポリ袋に入れ、それらは、消毒液をかけてから密封して捨てる。
3.おう吐物のついた服は、85℃以上の熱湯に1分間つけてから洗濯する。
4.さらに乾燥機にかけたり、アイロンをかけたりすると、熱に弱いノロウイルスは死滅しやすい。