日中はまだ暑い日が続きますが、夕方の風は秋を感じられる季節となりました。秋と言えば…芸術の秋、スポーツの秋と色々ありますが、やはり食欲の秋が子どもたちにとって嬉しい秋なのかなと思います。先月はじゃがいもを収穫し、年長さんによるカレークッキングも実施しました。お野菜の切り方、道具の正しい使い方、作る喜びなど生きる力を育んで成長してもらえればいいなぁと思います。運動会の練習も始まりますので、朝食をとる習慣を心掛けましょう。
中秋の名月にさといもを
中秋の名月(十五夜)は、1年でも特に美しいとされる旧暦8月15日の月のことです。お団子のお供えのほか、収穫への感謝と豊作を願いさといもをお供えすることもあり、「芋名月」とも呼ばれます。十三夜は「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。今年の十五夜は9月13日、十三夜は10月11日です。
今月の作ってみよう♪ ~キノコの炊き込みご飯~
お給食で出している炊き込みご飯です。キノコが苦手気味な子には下準備の段階でキノコを小さく切ったり、包丁をいれたりと少しだけ工夫をしています。おうちでも秋の味覚をお楽しみください。
【材料(3合分)】
・鶏もも肉コマ…1/2枚分
・ごぼう…1/3本
・人参…1/3本
・油揚げ…1枚
・しめじ…1/2パック
・まいたけ…1/2パック
・三つ葉…少々
★醤油…70cc
★酒…20cc
①米を研ぎ10分程ザルあげをします
②ごぼう、人参はささがきや細切りにします
③油揚げはサッと油抜きをして細切りにします
④米を炊飯釜にいれ、3目盛りやや下まで水をいれます
⑤★の調味料をいれスイッチをいれます
⑥炊き上がったら三つ葉を散らしお茶碗に持って完成です
★POINT★
お米を研いですぐ調味料を入れると、米の芯が残る場合があるので米を研いだら必ずザルあげをします。
和の調理法を学ぼう「浸す(ひたす)」
「おひたし」という献立があるように、「浸す」だけで味つけするシンプルな調理法です。食材をゆでて、絞って、浸すだけなので、食材のゆで加減やだしの風味、浸す時間が味の決め手になります。浸す汁はかつおと昆布のだしに、しょう油、みりんを加えるのが基本です。秋から冬の食材では、きのこや小松菜などがおひたしに向いています。
子どもと一緒にやってみよう「だしの味比べ」
和食に欠かせないだし。ふだん、ご家庭ではどんなものでだしをとっていますか? 代表的なのはカツオや昆布です。ほかにも煮干しや干ししいたけなどからもだしがとれます。家にある食材でかまわないので、一つずつの食材からだしをとってみましょう。だしがとれたら香りと味を比べてみます。香りがいいのは、おいしいのは、どれ? 味比べが終わったら、そのだしからすまし汁やおみそ汁を作ってみましょう。