朝夕の冷え込みが厳しくなってきました。一日のうちの寒暖差が激しいと、かぜをひきやすくなります。これからやってくる本格的な冬に向けて、かぜに負けないじょうぶな体作りを心がけましょう。
インフルエンザ予防接種のシーズンです
子どもの場合は、1シーズン2回接種が標準です。効果が表れるのは2週間程度が目安です。接種を予定しているかたは、流行期に入る前に済ませるようにしましょう。ただ、アレルギーのあるお子さんの場合、受けられないこともあります。主治医とよく相談してください。
だいじょうぶ?鼻水・鼻づまり
鼻水や鼻づまりをほうっておくと、鼻やのどの粘膜が炎症を起こし、ほかの病気の原因になることもあります。鼻水・鼻づまりが気になったら、早めに病院を受診しましょう。
そして家庭や保育園では、鼻水が出たらふく、鼻がつまったらかむ、という生活習慣が身につくよう、繰り返し伝えていきましょう。教えてあげるのは大人のつとめです。
動きやすい服装で
最近の子どもたち、とってもおしゃれになりましたね。ただ、ふだんの服装は、「活発にあそべる」という点を優先していただきたいと思います。これから訪れる寒い冬も快適に過ごす服装を、考えてみましょう。
下着を着る
保温性・吸湿性を考えると、綿100%のものがいちばん。ただ、古くなったり汚れたりすると繊維の目が詰まって保温力が低下するので気をつけましょう。
保温性Tシャツは、下に着るとごろごろして動きにくくなるので、下着の代わりにはなりません。
薄手の重ね着
重ね着をすると、服と服の間に体温で温まった空気の層ができ、厚手のもの1枚着るより保温性が高まります。薄手の重ね着なら、動きやすく機能的です。
着脱しやすいもの
ファッション性よりも、ボタンやホックをはめやすく、ひとりで着脱しやすいものがよいでしょう。
健康な体作りが、かぜの予防に
気温が下がり、空気が乾燥してくると、気をつけたいかぜ。うがいと手洗いが、かぜの予防の基本です。習慣づけるようにしましょう。また、規則正しい生活で、ウイルスを寄せつけない強い体を作ることも、大きなかぜ予防になります。ご家族みなさんで、気をつけていきましょう。