少しずつ春の訪れを感じる日が増えてきました。今月は年長さんの好きなメニューを聞いて献立を作成しました。年度始めは野菜が苦手な子が多かったのですが、今ではモリモリと食べてくれるようになりました。お給食の中であった楽しい思い出も健やかな成長のもととなってもらえると嬉しいです。進級前にご家庭でお箸やスプーンの持ち方を確認しましょう。
ひなまつりの菱餅
ひなまつりの菱餅は3色です。桃の花を表す桃色は、解毒作用のある赤いクチナシの実によって色づけられ、「魔除け」を表します。雪を表す白には血圧を下げる作用のある菱の実が入り、「子孫繁栄、長寿、純潔」を願う意味があります。新芽を表す緑色は、強い香りが厄除け効果のあるよもぎによるもので、健やかな成長への願いが込められています。
今月のつくってみよう♪ ~一口サイズ簡単チラシ寿司~
おうちにあるタッパーを使って一口サイズのお寿司です。生ものは使用していないので小さいお子様も食べられます
◆材料(10㎝x20㎝x5cmタッパー分)◆
・人参(細切り)…1/3本
・湯がいたほうれん草(みじん切り)…少々
・お稲荷さんの皮(細切り)…2枚ほど
・炒り卵…1個分
・米…1合分
・白ごま…少々
☆醤油・みりん 各大さじ1
①人参は☆の調味料をいれ600wレンジで2分程加熱します
②ボウルにご飯、①の人参、白ごまをいれ混ぜ合わせていきます
③タッパーにラップを大きめに敷き、②のご飯をつめてラップでフタをし、同じ形のタッパーで押します。
④10分程重しを乗せておきます
⑤タッパーのラップをひっぱりご飯を外して水で濡らした包丁で切ります
⑥ほうれん草、おいなりさんの皮、型抜きした魚肉ソーセージ、炒り卵を乗せて完成です
行事食に込められた思い
日本の行事は、四季や農作業にかかわる事柄が多くあります。おせち料理の田作り、十五夜の月見団子などには、豊作を願う気持ちが込められています。また、無病息災を祈る七草がゆ、子どもの健やかな成長を願う桃の節句の菱餅や端午の節句のちまきなど。それぞれの行事食には様々な意味があるので、子どもたちにも、その思いを伝えていきましょう。
食事のマナー
お茶わんやおわんを正しい位置に置き、食器は手に持って食べることを習慣づけましょう。はしの持ちはじめは、はさみやすいものだけはしを使うなど無理のないかたちで進めます。正しい持ち方は、親指と薬指で下側を支え、人差し指と中指で上側のはしを動かします。大人が手本を見せながら、ゆっくり取り組んでいきましょう。