食育だより4月号(H29)のPDF版はこちらです。

ご入園・ご進級おめでとうございます。今年度も子ども達の健やかな成長を願いながら、心を込めてお給食を作っていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。春先はアレルギーや花粉等に負けないよう身体の免疫力をつけるような食事作りを心掛けていきます。また環境が変わり少し食欲が落ちる時もありますので、無理をさせずゆっくりと対応していきたいと思います。

【カルシウムの多い食品】

骨を健康にする栄養といえば、カルシウム。チーズなどの乳製品や、しらすなどの骨ごと食べる魚、桜えびのような殻のついたえび、葉物野菜、海藻、豆腐などに多く含まれています。乾燥させた食品の含有量はさらに高く、切り干し大根、こうや豆腐、ひじき、わかめなどはカルシムが豊富なうえ、保存もきくので、常備しておくと便利です。

【今月の作ってみてね!】~炊き込み五目ご飯~

 

 

 

 

 

 

 

 

根菜が苦手なお子様でもご飯と一緒に炊き込めばパクパク食べてくれます。野菜の旨味、醤油の香ばしさが食欲をかきたてます。この時期採れるたけのこなども、具材としておすすめです。

◆材料◆

・米…3合分

・鶏もも肉…1/2枚

・ごぼう…1/2本

・人参…1/2本

・しいたけ…2個

・油揚げ…1枚

・たけのこ水煮…少々

☆醤油…70cc

☆酒…20cc

◆作り方◆

①お米を研ぎ、ザルにあげときます

②ごぼうはささがきに、人参は細切り、しいたけとたけのこはスライスします

③油揚げは細切りにしさっとお湯で油抜きをします

④炊飯器にお米、☆の調味料をいれ、炊飯器のメモリ「3」よりやや下にまで水をいれます

⑤最後に鶏肉と切った具材をいれ、スイッチをいれます

⑥炊き上がったら、しゃもじで切るように混ぜ合わせ完成です

◆たけのこ◆

春の味覚の代名詞でもあるたけのこは、竹の新芽で、古くから日本で食べられてきました。成長が早いため、地表に出たばかりか、まだ地中にあるものが食べごろです。掘ったたけのこは、ぬかを入れて煮立てたお湯で手早く下ゆですることで、あくが抜け、食べやすくなります。吸い物や天ぷらなど、和食に適しています。

本物のだし”の味を

みそ汁や茶碗蒸しなど、和食にはだしが欠かせません。かつお節や昆布などからだしをとるのは手間もかかり毎日はむずかしいかもしれませんが、例えばお子さまの誕生日や行事の日などに素材からだしをとって、“本物のだし”の味を体験してみてはいかがでしょうか。顆粒だしに比べると風味も豊か。本物のだしの味を知ることは、味覚を育むためにも大切です。