爽やかな日差しが届き、園庭で遊ぶ子ども達の楽しい声が聞こえてくる日が多くなりました。新しい環境にもなれ少しずつ食欲も出てきたように感じられます。先日は園の畑でじゃがいもを植えました。園で採れた野菜は売られているものに比べれば少々いびつな形かもしれませんが、採れたての瑞々しい野菜は大地からの素晴らしい贈り物です。今年も豊作になるようお天道様にお願いしたいと思います。
今月のこども祭りでは試食会を行う予定です。子ども達と「食」を共有し、後にコミュニケーションの一つとして会話に取り入れてもらえれば嬉しいです。
私たちも心をこめて作りたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
【端午の節句】
5月5日の端午の節句は、男の子の健やかな成長を願う行事で、鎧(よろい)や兜(かぶと)を飾り、庭先にこいのぼりを立てて祝います。柏餅やちまきを食べる習慣があり、柏餅は新芽が出るまで古い葉が落ちない柏の葉が「家系が絶えない」縁起物とされ、ちまきには災いを除ける意味が込められています。
【楽しい食卓を心がけて】
子どもの食が進まないとイライラしてしまいがちですが、楽しい食卓にするには、まず大人が食事を楽しむことが大切です。
子育てや仕事をしながら毎食きっちりと作って食べようとすると、とても慌ただしくなります。ときには料理の手を抜くことがあってもかまいません。食べることをゆったりと楽しめる時間づくりを心がけましょう。
【食育クイズ】
◇問題◇ グリーンピースはなんの種でしょう?
①えんどうまめ ②そらまめ ③いんげんまめ
◇答え◇正解は①。グリーンピースは、えんどうまめの未熟種子です。缶詰めや冷凍で1年中出回っていますが、旬は4~6月。さやから出すとすぐに皮が固くなるので、購入するときはさやつきがいいでしょう。旬の時期は豆の香りが楽しめる豆ごはんがおすすめです。◇
【アスパラガス】
4~6月に若芽が成長し、長く伸びた柔らかい茎を食用とします。若芽が地表から出ないように土寄せして作るホワイトアスパラガスと、地上に茎を伸ばすグリーンアスパラガスがあり、グリーンアスパラガスは、太くて穂先が固くしまっているものを選ぶのがポイントです。
【風味づけで食欲増進】
食欲が落ちたときは、香りや辛み、酸味など、風味づけが効果的です。子どもが好きなカレー味は食欲が増すうえ、ウコンなどのスパイスには胃腸の働きをよくする効果もあります。酢、梅干し、レモンなどの酸味のもとであるクエン酸は、料理をさっぱりと食べやすくし、疲労を回復させる効果があります。料理のアレンジに活用してみてください。
【今月の作ってみてね♪】~鶏手中の甘辛ごま揚げ~
行楽シーズンに突入しお弁当を作る機会が多くなりました。お弁当にも大活躍の一品です。また、5月のこども祭りの試食会でメニューとして出す予定なので是非ご賞味ください。
***材料***
・鶏手羽中…約7~10本
・醤油…大さじ1
・酒…大さじ1
・片栗粉…適量
・サラダ油…適量
甘辛タレ
・砂糖…大さじ3
・醤油…大さじ2
・酢…大さじ2
・水…大さじ2
・白ごま…大さじ1
①鶏肉を醤油と酒で下味をつけておきます
②タレを混ぜ合わせレンジで温めます
③鶏肉の汁気をきり、片栗粉を少々つけ170℃くらいの油で3分ほど揚げます
④お肉の油を切ったらタレを絡め合わせて完成です