ご入園・ご進級おめでとうございます。
子ども達もお兄さんお姉さんとなり、気持ち新たに新年度を迎えたと思います。子ども達の健やかな身体を作っていけるよう、私たちも日々勉強し,献立や食育に取り入れていきたいです。
少しずつ暖かくなり戸外活動も多くなりました。お外から帰ってきたら手洗い・うがいをするよう声をかけていますのでご家庭でも指導をよろしくお願いいたします。また環境が変わり少し食欲が落ちる時もありますので、無理をさせず対応していきたいと思います。
春先はアレルギーや花粉等に負けないよう身体の免疫力をつけるような食事作りを心掛けていきます。
“旬”を食べよう!
スーパーなどの店頭には一年中様々な食材が並んでいますが、食材には旬があります。旬とは、その食材をもっとも新鮮に、おいしく食べられる時期のことで、その時期に体の調子を整えるために必要な栄養もたっぷり含まれています。また、旬の食材は出荷量が多く、価格が安いのも魅力。ご家庭でも、食材の旬を見直してみてはいかがでしょうか。
【旬の食材~たけのこ~】
春の味覚の代名詞でもあるたけのこは、竹の新芽で、古くから日本で食べられてきました。成長が早いため、地表に出たばかりか、まだ地中にあるものが食べごろです。掘ったたけのこは、ぬかを入れて煮立てたお湯で手早く下ゆですることで、あくが抜け、新鮮さを保つことができます。吸い物や天ぷらなど、和食に適しています。
春野菜が苦い理由は?
ふきのとう、菜の花、たけのこなど、春にしか味わうことのできない食材には、独特の苦みや香りがあります。春は冬の間にたまった老廃物を体から出す時季ですが、この苦みや香りには抗酸化作用や解毒作用があるといわれています。下処理をしっかりおこない、味つけにごまやかつおぶしを用いると、苦みが緩和され、おいしさが引き立ちます。
【給食室から】~調味料のお話~
さめ保育園で使用している塩はにがり塩です。
精製された塩ではなく出来るだけ天然に近い塩を使用しています。精製された塩はサラサラと使いやすいですが、海で蓄えられたミネラルはほぼなくなってしまいます。
にがりの主成分はマグネシウムです。現代人にとってマグネシウムはストレスや食生活の変化によって不足しています。最近ではこのマグネシウムが花粉症やアトピーにも効用があると分かりました。またにがりの独特のまろやかさなども味の奥行きを広めてくれます。
毎日使うものなので出来るだけシンプルに。にがりを含んだ塩は、海からの最高の贈り物です。
もちろん、減塩のために昆布・鰹節・煮干しなどの出汁を活用し、野菜やキノコなどの旨みもこれからの料理に生かしていきたいと思います。
【今月の作ってみてね♪】~レンコンのはさみ揚げ~
****材料***
・レンコン…1節(約300g)
★鶏ひき肉…300g
★卵…1個
★みじん切り玉葱…1/2個
★すりおろし生姜…少々
★塩…小さじ1/2
★酒…大さじ1
★ごま油…大さじ1
★片栗粉…大さじ1/2
甘酢たれ
☆醤油…大さじ2
☆水…大さじ2
☆砂糖…大さじ1.5
☆酢…大さじ1
☆水溶き片栗粉…少量
・片栗粉…適量
・揚げ油…適量
①れんこんの皮をむき5㎜くらいの厚さにスライスします
②★の材料、調味料を混ぜ合わせて練ります
③スライスしたれんこんで②の肉のタネをサンドします
④③に片栗粉をうすくつけ170度くらいの油で揚げていきます
⑤甘酢たれの☆の調味料をタッパーに入れ混ぜ合わせて600wレンジで1分ほど加熱します
⑥揚がったはさみ揚げに甘酢たれをかけて完成です
給食の人気メニューです。れんこんに含まれるネバネバの正体はムチンです。このムチンは免疫力を上げ、風邪や花粉など病気に負けない身体作りのサポートをしてくれます。保育園では生のれんこんを使用して献立に取り入れてます。