食育だより1月号(PDF版はこちらです)

あけましておめでとうございます。今年も心を込めてお給食を作りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。寒さも一段と厳しくなりますが、早寝早起きと食事のバランスを心がけ、風邪をひかない身体作りをしていきましょう。美味しい食べ物が食卓にいっぱい並ぶ季節ですが、食べ過ぎは胃に負担がかかり免疫力が低下してしまいます。「腹八分目に医者いらず」なかなか実践するのは難しいですが、昔ながらの食と生活につながる知恵、是非心に留めておきたいことですね。

今月は餅つき会があります。日本の大切な伝統行事が子ども達に伝わるよう楽しく行いたいと思います。

【旬の食材】~すぐれた伝統食、みその効能~

和食に欠かせないみそは、「寒仕込み」といって冬に作るのが最適です。気温が高い季節に仕込むと発酵が急に進み、味に深みが出せないためです。「みそは医者いらず」と言われるように、消化促進、整腸作用、疲労回復のほか、コレステロールの抑制やがん予防の効果もあるとされ、栄養が豊富。毎日のみそ汁は元気の源です。

【今月のつくってみてね♪】~レンコン入りしゅうまい~

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れんこんには昔から民間療法として取り入れられてきた食材です。鼻や喉の粘膜を保湿して保護し、ウイルス粘膜に感染するのを予防します。また免疫機能を持つ腸内環境を整える作用があり、腸の免疫力を高めてウイルス感染を予防する効果も期待できます。

【材料】

・豚挽き肉…150g

・れんこん…1/2節

・塩…小さじ1/2

・醤油…小さじ1

・砂糖…小さじ1

・片栗粉…大さじ1

・ごま油…少々

・玉ねぎ…小1/2個

・焼売の皮…30枚分

・枝豆やグリーンピース…少々

【作り方】

①玉ねぎをみじん切り、れんこんは皮をむき粗みじん切りにします

②シュウマイの皮は細く千切りにします

③豚挽き肉、粗みじん切りにしたレンコン、玉葱、調味料を加えよく混ぜ合わせます

④肉のタネをまるめます

⑤丸めた肉に千切りにしたしゅうまいの皮をまぶします。まぶしたらクッキングシートに乗せ、彩りで枝豆等を一粒づつ乗せます

⑥蒸気があがった蒸し器にシートごとしゅうまいを蒸し器にいれ7~8分ほどで完成です

【七草がゆを食べよう】

毎年、1月7日には、せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな(かぶ)、すずしろ(大根)の春の七草を使った七草がゆを食べ、無病息災を願う習慣があります。離乳食にも使われるおかゆは、消化がよく、感染症が流行する冬の時季、食欲がないときや、おなかの調子が悪いときの食事にも適しています。

【かぜの時の離乳食】

風邪をひいて食欲がないときは、無理に食べさせる必要はありません。おなかの風邪をひいてしまったときは、うんちのかたさに応じて食事を変えましょう。水のようなうんちのときはスープ、やわらかいうんちのときはおかゆやりんごのすりおろしなどを。熱があるときは脱水症状に気をつけ、水分補給をしっかりおこないましょう。